色によっても違う！あじさいのフラワーセラピー効果

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あじさいは日本でも昔から愛されてきた花で、万葉集にもあじさいのことを詠んだ歌があります。

日本人にあじさいが愛されているのは、この花の持っている癒し効果のためで、あじさいの花には見る人の心をなごませる自然の力があります。

ここでは、そのようなあじさいの持っているフラワーセラピー効果について、色ごとに紹介します。

心を落ちつかせてくれる青色のあじさい

あじさいの中でも、見る人の心を落ち着かせるフラワーセラピー効果があるのが青色のあじさいです。

あじさいは種が植えられた土壌によって花の色が変わる植物ですが、酸性の土に蒔かれたあじさいが咲かせるのが青い色のあじさいです。

日本には酸性の土壌の土地が多いために、青色の花を咲かせるあじさいが多く、多くの日本人にとってもなじみの深い色です。

色の薄い部分から濃い部分へとグラデーションがかかっている青いあじさいの花は、自然が生み出した芸術作品です。

青い色のあじさいを見ると人の心が癒されるのは、科学的にも根拠があることです。

青い色を見ると人間の脳からはアルファー波が発生するために、脳の興奮をやわらげる効果があります。

雨が多くていらいらすることも多い、梅雨の時期に咲く青色のあじさいは、昔から日本人の憂鬱な気持ちを解消してくれた花でした。

あじさいの花が丸いことも癒しの効果と関係があり、人間の脳には丸みを帯びたものを見ると、心が落ち着く効果があるので、花びらの青い色と一緒に、見る者の心を癒してくれます。

優しい気持ちになれるピンク色のあじさい

あじさいは植えられた土壌によってはピンク色の花を咲かせることもあります。

ピンク色のあじさいはアルカリ性の土壌で咲き、日本にはあまりアルカリ性の土壌の土地はないために、限られた地域のみで見ることができるタイプの花です。

ピンク色のあじさいには「元気な女性」という花言葉があり、ピンク色の花を咲かせたあじさいの明るい姿が、健康的な女性の姿をイメージさせるので、このような花言葉がつけられています。

ピンク色のあじさいには「一家団欒」という花言葉もありますが、これはあじさいの花が、小さな花をたくさん咲かせている状態が、家族を連想させるので作られた花言葉です。

温かみのあるピンク色の花が一つにまとまって咲いている姿は、見る者にも家族の大切さを教えてくれます。

ピンク色の花びらには見る者を優しい気持ちにさせてくれるような効果もあり、梅雨の時期の沈みがちな気持ちをなごませてくれます。

ピンクには人の心を元気にさせてくれる効果もあり、多くの女性に愛されている花の色です。

白や紫色のあじさいのフラワーセラピー効果

あじさいの中には白い色の花びらを咲かせる種類もあります。

白い色のあじさいには「寛容」という花言葉があり、白い色の花を見ているだけで、つまらないことを気にしなくても良いような、おおらかな気持ちになれます。

これは白い色には気持ちをリセットする効果があるからで、嫌なことがあった時でも、白い色のあじさいを見れば、心機一転して再び何かにチャレンジしたくなるような気持ちが生まれます。

あじさいは漢字で「紫陽花」と書きますが、実際にあじさいの中には、青とピンクの中間の、紫色の花を咲かせるものもあります。

紫のあじさいには「謙虚」という花言葉がありますが、昔から紫は神聖な色として特別視されてきました。

紫色には高貴な色という意味もあり、女性の服装にも好んで使用されています。

紫は精神を集中するときに見ると良い色とされていて、自分の中に隠れている潜在能力を引き出してくれる色です。

気持ちをポジティブにしてくれるあじさいの花

あじさいの花には見る人の気持ちをポジティブにしてくれる、フラワーセラピーの効果があります。

花の色によっても見る人に与える効果は異なり、日本にも多い青色のあじさいには、気持ちを落ち着かせてくれるような効果があります。

ピンク色のあじさいには元気にさせてくれる効果があり、白い色のあじさいは気持ちをリフレッシュさせてくれる花です。